賃貸物件の申込・契約・住み心地など

賃貸物件の先行申込とは?キャンセル料は?

『先行予約』は既存賃貸物件の空室内見では、あまり遭遇しない事柄かもしれません。新築物件やペット可・デザイナーズ・ルーフバルコニーなどの人気物件を検討し始める場合には、先行予約についてしっかり知っておく必要があります。

先行申込

不動産屋の担当者にしっかり対応してもらうためにも、『この人なにも知らないんだな』と思われないよう"先行申込"について確認をしておきましょう。

 

先行申込とは

先行申込をすると何ができるか?

『物件をおさえることができる』

かつ

『実際に、内見してから契約するかどうかは決められる』

 

物件をおさえることができるとは、先行申込を一番手で行えば他の人の申込よりも最優先されるということです。

先行申込が発生する物件

・新築でまだ建設途中
・退去予定日が先の物件

 

基本的には、人気の物件で先行申込が行われることが多いです。『内見してから決めれば良いね。』と悠長なことをいっていられない人気の物件ということです。ペット可の物件では、新築でなくとも人気になりやすく退去前から複数の内見予定者がいることもあります。

物件公開日、物件問合せ日の時点で入居ができない状態の物件(建設中、退去前)の場合に、直面する申込方法です。

先行申込では、どこまで申込手続きをするのか

物件をおさえられるなら、『ちょっといいな・・・』という物件に先行申込を入れていけば良い。ということではありません。

先行申込をするには、契約時の入居審査とほぼ一緒の書類を提出する必要があるのです。

一般的な入居申込書や入居審査には下記の情報が必要です。

・自分の住所および勤務先の情報
・連帯保証人の住所および連絡先
・運転免許証など身分証明証のコピー
・源泉徴収票のコピー

 

気軽に渡したくない情報ばかりではないでしょうか。これらの情報で保証会社や社内の入居審査が行われます。あとは契約書をかわすだけの状態まで内見までの期間で事前に行っておくのが、先行申込です。

一般的に、先行申込の時点では必要ない書類は、”住民票・在籍証明・連帯保証人の印鑑証明”などで、これらの書類は契約時までは基本的には請求されないでしょう。

先行申込にはキャンセル料がかかるのか

先行申込で入居審査が終わり、あとは実際に内見をして契約をするか決めるのみ・・・・。

いざ内見をしてみたら『全然内装がイメージと違った』などの理由で、契約を断ることはできます。もちろん理由は何でも大丈夫です。

基本的には、先行申込は入居審査通っていても、契約前の状態なのでキャンセルをする理由の内容は問われません。担当者に理由を聞かれることはあっても、先行申込は契約するか否かを内見時点で自由に選択することが出来ます。

そして、先行申込のキャンセル料はかからないのが一般的です。
正直、先行申込のキャンセル料は大手不動産がとることはほぼありませんので、キャンセル料を請求するような不動産は利用しない方がよいでしょう。

そして、先行申込の事前に『御社の先行申込について具体的に教えていただけますか?』と、不動産の担当者に確認をしておきましょう。そこで、不動産の担当者がキャンセル料について何も説明をしなかったら、『キャンセル料はかかりませんか』と、こちらから確認することが必要です。

 

賃貸物件の先行申込をするか、内見予約でとどまるか

先行申込は都心の人気物件や新築物件で多く行われることのようですが、特に急いでいる場合以外は自ら先行申し込みを選ぶことはおすすめしません。

賃貸物件をなかには、内見しないで決めてしまう・部屋を見ずに契約してしまう人もいるようですが、後々トラブルになりやすいです。内見しないで契約することは、まるで通販のように高額な賃貸物件を決めてしまっているということです。

色々な不動産があります。色々な担当者がいます。
『このお部屋は人気なので、内見をしないで契約する方もいらっしゃるんですよ・・・!』と急かす不動産。

『内見予約を順次承っています』と、先行申込ではなく内見を前提とした営業を行っている不動産。

先行申込や内見をしないで契約することは、当たり前ではなく、稀であると認識していた方が良いでしょう。退去予定や新築完成までに、1ヶ月あっても内見予約のスタンスをとっている不動産のほうが良心的です。

もしくは、不動産の担当者によっては、『内見をしてからキャンセルもできるので、先行申込されませんか?』と説明をしてから先行申込を案内してくれる場合もあります。この場合は、不動産担当者がキャンセルを念頭に「話をはじめているので、話を聞いてみて納得したら先行申込をしても良いと思います。

例えば、新築でペット可などの物件は都心では数が少ないこともあり非常に人気です。どうしても押さえたい物件に出会ったら、その時はぜひ『先行申込受け付けていますか?』と聞いてみましょう!

 

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